山栄建設の想い語り|山栄建設株式会社|広島県福山市
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山栄建設の想い語り

社長が語る山栄建設の住まいへの想い

このページをご覧いただければ、山栄建設の全てを理解いただける。
それほどの想いや考えを、過去の出来事を交えつつ、本気で書きつづっています。
大変長い読み物になっていますが、是非最後までじっくりお読みください。

こんにちは山栄建設社長 山本敏史です

昨夜は良く眠ることができましたか。

疲れがとれて、爽やかな目覚めだったでしょうか。

あたり前のことですが、
睡眠の質は、環境の影響を受けます。

人は、生きるために眠ります。

だから、健康で若々しく生きるためには
くつろいで、ぐっすり眠れる環境を
毎日ちゃんと確保できる住まいがとても大切なのです。

ところが、住まいのデザインや間取り、金額だけにこだわって
暮らし心地が後回しになっている家を多々みかけます。

断熱・気密・換気・空調のバランスがとれていない家も見受けられます。

温暖化の影響で長く続く寝苦しい熱帯夜、
冬は、寒くて夜中に目が覚める、近所の騒音でなかなか寝付けないなど。

疲労を回復するはずの睡眠が充分にとれていないのではないでしょうか。

私たちの健康は、住まいからつくられています

誰もが、くつろげて快適な住まいが
健康に大切なことは、良く知っています。

ヒートショックのことも、住まいの化学物質も
カビやダニによるアトピー、アレルギーの怖さも
どこかでいちどは聞いたことが有るとはおもいます。

国は、エネルギー政策として、ZEHの建物を推奨しています。

しかし、省エネルギーの家だけでは、家族の健康は守ることができません。

低燃費の車に、いろいろなアシスト機能が付いて安全が確保されるように
省エネルギーの家にもいろいろなアシスト機能が付いた家が必要なのです。

高気密・高断熱の家は、断熱・気密・空調・換気のバランスが大切なのです。

夏でも冬でも快適に暮らせ、アトピーの原因であるカビの発生を抑え、
白アリ駆除剤や防腐剤を使用しないで、
さらにヒートショックの心配がなく省エネの家をつくりたい。

お引き渡しの後に、「いい家をありがとう」と言っていただき、
末永くお付き合いさせていただきたい。

その想いで、山栄建設は平成7年
北信ハウス FB工法を導入しました。

会社の規模を焦って大きくすることはしない。

派手な住宅展示場や多くの営業マンを雇わない。

自分たちの目が行き届く範囲の仕事を丁寧にこなし
私たちの想いをわかっていただけて共感していただいたお客様に
きちんとした住まいを提供し、
末永くお付き合いさせていただきたい。

お客様からありがとうの声が頂ければそれで良い。と始めましたが、
今では私たちの考えをご理解いただけるお客様が多くなり
とてもうれしく、感謝の気持ちでいっぱいです。

これからお付き合いが始まるみなさまにも
まずは私たちの家づくりに対するずっと変わらない考え方や
ずっと守っていきたい想いなどを
じっくりお読みいただければとおもいます。

そして、人生での末永いおつきあいが
ここから始められれば幸いです。

山栄建設の健康住宅への想い

確かに日本は長寿の国ではあります。

しかし、ヒートショックで亡くなる人、アトピーやアレルギーの人
睡眠不足の人、化学物質過敏症の人など
住まいが原因で体調を悪くされる方も多く居られます。

本来、住まいの役割は、
雨や風、暑さや寒さなどの自然環境や外敵から家族を守るだけでなく、
家族が団欒でき、コミュニケーションをとり、静養して食事や睡眠をとり、
快適に暮らし、くつろげる場所。
つまり、心身の健康を維持する場であるはずです。

新しく建てた住まいが原因で、
心身の健康が維持できなくなっては本末転倒です。

日本の気候は、四季の変化が激しく、
特に夏は暑くて湿度が高いという性質が有ります。

この日本の気候の特色を踏まえ、
昔の家は土と木と紙で造られ、呼吸する家という工夫がされていました。

現代、高気密・高断熱住宅であるならば、
どのような気候にも適応するためにどんな工夫が必要であるかを
現場の作業員全員が理解しておくことが必要です。

断熱・気密工事はもちろん、二回の気密測定を行い品質を確保し、
釘一本、金具一つに至るまで外部との熱橋になっていないか検査します。

床下に白アリ駆除剤は撒きません。

柱には防腐剤を塗っていません。

柱は、常に新鮮な空気に触れて乾燥し、
乾燥した柱は強度を増していきます。

床の下、壁の中天井裏に新鮮な空気を送り込むことにより、
柱が常に新鮮な空気に触れて乾燥しています。

気持ちいい家は木持ちいい家

呼吸する高断熱・高気密住宅 FB工法

私が産まれた昭和35年、我が家の暖は練炭でした。

木製の窓なので自然換気が起こり、
一酸化炭素中毒で事故になるようなことはありませんでした。

その後、窓は木製からアルミサッシに変わり、
隙間風が入らなくなりました。

それと並行して、家の暖房は
練炭からストーブに変わっていきました。

当時はまだ、アトピーとかアレルギーの子は
ほとんど聞いたことが有りませんでした。

石油ショックを受けて、
国は壁の中にグラスウールの断熱材を詰めることを推奨し、
エネルギーの消費を抑えようとしました。

冬、ストーブ暖房の炎は水蒸気を発生します。

露点温度以下になった窓や暖房していない部屋では結露が発生します。

結露はカビを発生させ、カビを餌とするダニが繁殖し
繁殖したダニの死骸やフンが体内に入ることにより
アトピーやアレルギーの子が増えてきました。

暖かい部屋からトイレや脱衣場など寒い場所に移動すると
血圧や心臓に影響するいわゆるヒートショックが起こります。

夏、床下のシロアリ駆除剤や柱に塗られた防腐剤は気化し
知らず知らずのうちに体内に入ってきます。

北海道では、高気密高断熱住宅が造られ始めたころ
床下に発生したナミダダケという菌により
家が腐るという事件が発生しました。

梅雨の無い北海道でさえこのような事件が発生したのです。

結露の発生を抑え、床下や壁の中の環境を重視したFB工法
健康住宅を提供することだけが
山栄建設の仕事の全てではありません。

健康住宅を手に入れたその先の、笑顔に満ちた人生を
長くみなさんと一緒に楽しんでいただくことこそ
私たちの務めだとおもっています。

売れる家なんかより自分が住みたいかどうかが基準です

山栄建設がホクシンハウスFB工法をはじめて
20年以上が経ちます。

初めてホクシンハウスの名前を知ったのは25年前の平成四年
NHKの朝のテレビ番組リビングナウで
「たった一台のストーブで 家じゅうが暖かい家がある」
という放送をみたのがはじまりです。

温暖だと言われている瀬戸内地方の我が家でさえストーブは各部屋にあり
それでも廊下や玄関やお風呂は寒い。

たった一台のストーブで家じゅうが暖かいなんて、そんな家があるわけない。

NHKでそんな大ウソを堂々と言う社長の顔を見に行こう。

せっかくなら一番寒い二月に行こうと建築部長と真冬の長野に足を運びました。

ホクシンハウス相澤社長にお客様が住まわれている洋風の建物に案内されました。

玄関を開けるとふんわりと暖かい空気に包まれました。

「ん」?こんな玄関の心地よさ 今まで感じたことがないなぁ。

それにしてもすごく開放的な間取りだ、と思って立っていると
「スリッパ有りませんから。いらないので」と奥様に言われ、
靴下のまま案内されたリビングのソファーに座るとここも暖かい。

きっと私たちが来るのが判っていたから、先に暖房を入れていたのだろうと
辺りを見回してもストーブが見当たらない。

出されたコーヒーを戴いていると、
足の裏が心地よい暖かさ。

「床暖房ですか」と私が聞くと
「ふふふ、床暖房じゃあないけど床が暖かいのよ」とのこと。

「じゃぁ そろそろこの家の暖房をご覧いただきましょうか」と相澤社長。

「ちょっと待ってください。真冬の長野なので厚着をしてきました。

暑いのでセーター脱がせてください。」と私と建築部長。

二月の長野の家で、Yシャツ姿になった私と建築部長を
ホクシンハウスの相澤社長が
廊下、お風呂の脱衣場、洗い場、トイレと案内されます。

不思議なことに、閉め切ってあったどこの場所に行っても暖かい。

「二階へ行きましょう」と階段を上って行きながら
階段も暖かいし、一階と二階の温度の差が無い。

二階のどの部屋も一階と同じ快適な温度になっている。

どこの場所も床が冷たくない。

なんだこの家は。どこの場所にも暖房機が見当たらない。

床下に設置された暖房機。

この暖房機一台でこの家は暖かくなっています。

床下、壁の中、天井裏からの暖かい輻射暖房なので
家じゅうすべての場所が心底温まります。

そしてこちらが熱交換換気扇から出て来た新鮮な空気です。

二時間で家じゅうの空気をまるまる入れ替えますが、
熱と湿気を回収するのでとっても省エネです。
部屋の中に新鮮な空気を送り、押入などで吸い込みます。

使っている断熱材はグラスウールの二倍の断熱性能があります。

床下には白アリ駆除剤は撒いていません。

柱には防腐剤を使っていません・・・

山栄建設には建築部の他に土木部、伐採部があります。

土木部は市・県・中国電力変電所基礎工事の他、
当時の建設省(現国土交通省)から直接
八田原ダム周辺道路の工事を請け負っていました。

八田原ダム工事が完成し、次は庄原にある灰塚ダムへと工事が移っていました。

いつまでも公共工事に頼っていく時代が続くとは限らない。

これからは建築にも力を入れて民間からの工事との両輪が必要だ。

建築の差別化できる住宅は?

輸入住宅? ローコスト住宅? 高断熱・高気密住宅?

私たちは当時、北海道や大阪、九州、断熱材の工場など
日本中の展示場やフランチャイズを探し歩きましたが、
これならと思われるものがなかなか見つかりませんでした。

それだけに、やっと長野でホクシンハウスFB工法に出会えたときは
これこそ、ずっと探し求めていた本当の住まいだ。
この建物なら放射冷却で冷え込む瀬戸内の地方から
脳梗塞や心筋梗塞の患者を減らすことができる。と納得。
その感動は、言葉に出来ないほど強く、深いものでした。

「社長、北信ハウスFB工法を広島で是非造らせてください」

それに対する相澤社長の答えは

「駄目です。高気密・高断熱住宅は中途半端な施工をするとあっという間に湿気にやられてしまいます。私の目の届かない広島の方で一棟でも悪い建物を建てられたら、私たちすべての建物が悪いと思われてしまいますので」との回答でした。

府中に帰ってから、私たちは引き続き差別化できる住宅を探し続けました。

中には、フランチャイズ講習を一日受けるだけで高気密・高断熱住宅がすぐに出来ます。というのもありました。しかし、工法に矛盾を感じるものばかりでした。

私の曽祖父は大工の棟梁でした。

小さかった私を連れて、近所の酒屋でコップ酒を立ち飲みするのが日課でした。

家から酒屋へ行く途中、何軒か曽祖父の建てた家の前を通ります。
「棟梁、元気そうじゃね。孫とお出かけ?」
「いやぁ 孫じゃのうてひ孫よ」
「畑で野菜が採れたから持ってかえり」
「野菜よりわしゃ酒の方がええわ」
「まぁ 酒が好きなひ孫になるよ」
と建てた家の人と楽しそうな会話をしていたのを覚えています。

私が差別化できる工法を探していく中で、どうしてもこだわっていることが有ります。
それは建てた家の人と、いつまでも良いお付き合いがしたい。
それは社長だけでなく部長も、監督も工事に携わった全ての職人さんも。
建てた家の人と末永くお付き合いができる本物のいい家を提供したい。
クレームが怖くて家の前を通るのを避けるようなことだけは、
絶対にさせたくないというものです。

いろいろ検討しましたが、
工法が理にかなっているのはホクシンハウスのFB工法だけでした。
しかし、相澤社長に断られたからなぁ・・・

ん!考えようによっては、他の工法に矛盾を感じると言うことは、
それだけ水蒸気や断熱・気密、換気、空調に対して勉強できたということだ。
と気を取り直して、あきらめていたホクシンハウス相澤社長に連絡。

何度かやりとりしていくなかで、平成7年、相澤社長が突然会社に来られ
「これから今動いている現場に連れて行ってください」と言われ
府中市の現場に案内しました。

「整理整頓されてとても綺麗な現場ですね。いままでのやりとりで良く勉強されたのが伝わりました。そろそろFB工法を建ててみますか」。

と言っていただくことができました。

山栄建設のモノ造り

以来、山栄建設が守ってきたことがあります。

それは、売れる家なんかより
自分が住みたいかどうか。

そして、その家にとことん惚れこめるかどうか。

その家の人と末永くお付き合いさせていただけるかどうかを
モノ造りの基準にすることです。

私たちが本当に住みたいと惚れ込んだ家であれば
きっとお客様にもその良さがきちんと伝わる。

だからこそ、ゆっくり手間暇を掛けてでも
末永くご愛用されるほんとうの住まいだけを造りたい。

私たち山栄建設のモノ造りの考え方は
これからもずっと変わることはありません。

山栄建設の建築、土木、伐採、経理、
全20人の社員のうち、山栄建設の家に住んでいるのは6人です。

これは他社にないことだとおもいます。

山栄建設の約束①見えない場所に知恵があること

日本の気候に対応した住まいの知恵を現代に活かします。

<建物にとって大切なことは目に見えないところにあります>

夏の高温多湿、そして地震国である日本において
昔からずっと変わらずに建ち続けている建物が有ります。

片や北海道のナミダダケ事件のように、築数年で家が腐った例もあります。

高度成長期に建てられた家は築20~30年で建て替えられています。

長く持つ家には、昔ながらの伝統や知恵が活かされています。

昔の人は目に見えない“水蒸気”に対する対応をきちんととってきました。

柱や壁が呼吸できること。

室内の空気が常に入れ替わり新鮮なこと。

結露で柱を傷めないこと。

床下が常に乾燥した状態であることなど。

これらは全て目にみえないところに工夫が有ります。

<伝統的な住まいに対する知恵を現代に活かす>

時代は高気密・高断熱住宅+太陽光発電があたりまえになってきました。

壁の中にぎっしりと詰められた断熱材。

断熱材に囲まれた柱が蒸れて悲鳴をあげています。

柱が腐るのが判っているから、最初から柱に防腐剤を塗る家。

はたしてそれで家族の健康が守られるのでしょうか。

床下が湿気るのが判っているから、最初から床下に白アリ駆除剤を散布する家。

気化した化学物質を家族が吸い込む怖さがわかっているのでしょうか。

人が常時いる場所だけ換気するが、押入などは換気しない家。

押入にカビや結露が発生しないのでしょうか。ダニだらけの布団で眠るのでしょうか。

外の温度や湿気がそのまま入る換気工法を採用している家。

冬、寒くなっていくので換気を止めるのが目に見えています。

冬、乾燥しすぎる家。

窓ガラスに結露が発生しにくいと喜ばれるかもしれませんが
風邪のウイルスが活性し、風邪をひきやすくなります。

夏、湿度の高すぎる家。

カビが生え、カビを餌とするダニが繁殖します。ダニの死骸やフンが体内に入るとアレルギーの原因となります。

冬、暖房機の有る部屋は暖かいが、脱衣場やトイレが寒い家。

ヒートショックのおこる可能性があります。

そこでこれから何十年も暮らすお客様の目線に立ってみて、こんな家は怖くて提案できません。

高温多湿の夏がある日本で、高断熱・高気密住宅で夏涼しく冬暖かく暮らしていくにはさまざまな工夫が必要です。

それらが工夫されているのがホクシンハウス FB工法です。

壁の中に空気の通り道が有り、柱が常に空気に触れ乾燥している家。

乾燥した柱は強度を増します。柱への防腐処理はありません。

床下が常に新鮮な空気が送り込まれ、乾燥した家。

床下に白アリ駆除剤を使用していません。

室内への空気の出口と 押入等から空気の吸い込み口が計画説計された家。

家じゅう全ての場所の換気をおこないます。

熱交換換気を採用している家。

外部の新鮮な空気と室内の汚れた空気を機械で熱交換することにより
例えば室内20℃、外部0℃のとき、およそ14℃になって室内に取り入れられ、たいへん省エネです。

冬、乾燥対策の出来る家。

洗濯物を室内に干すとかの工夫で、室内の湿度をコントロールでき過乾燥を防げます。

夏、湿度の調整ができる家。

エアコンのドライ運転で不快指数の低い、快適な環境にすることができます。

冬、家じゅうの温度差が少ない家。

ヒートショックの心配が無く、床、壁、天井からの輻射暖房で心地よく暮らせます。

先人の知恵を理解して現代の住まいづくりに活かす。

それを絶対に崩すことの無い姿勢。

それが知恵のある住まい造りなのです。

山栄建設の約束②造り方に妥協しない

自分たちが住みたいと思う家。納得したものだけを提供する。家づくりには頑固です。

<自分たちが住みたい家だけを造り続ける>

高気密、高断熱住宅に於いて、断熱・気密・空調・換気のバランスは欠かすことができません。

高断熱・高気密だけが飛びぬけて良くても空調と換気がおろそかに成っては、決していい家はできません。

予算が足りないので熱交換の換気扇は無しにしてもらえませんか。

予算が足りないので窓はペアガラスでなく普通のガラスにしてもらえませんか。

お施主様には予算が有ることは承知していますが
断熱・気密・空調・換気のバランスについて一つたりとも崩すことはしません。

話し合いの上、子供部屋のクロスを貼らずにお引き渡しした建物はいくつもあります。

山栄建設の家づくりには、どうしてもゆずれない点が有ります。

自分が住みたいと思うものしか造らない。

現場の手間と時間を省かない。

その姿勢を貫いているので、お客様へ自信を持っておすすめできるのです。

「お宅より後から着工した建物、もう出来たけどお宅はまだ掛かるんじゃね。」

新築現場で近所の人からよく言われます。

<納得できないかぎり白紙に戻す勇気>

こんなことがありました。

数年前のことです。

いよいよ棟上げという当日、レッカーも多くの大工さんも現場に入り、新築の現場をみるためにお施主様のご両親もわざわざ九州から福山の現場まで来られていました。

いざ、柱を吊ろうと養生していたブルーシートをめくった瞬間、急激な乾燥によりヒビ割れた柱が現場監督の目に入ってきました。

「社長、今日の棟上げは中止します。」。

毅然とした声で監督からの電話でした。

「わかった。楽しみにされて九州から来られたご両親には申し訳ないが、いくら見えなくなる場所だからといって家づくりに妥協はしない。棟上げは中止にしてすぐに材料の手配をしなさい」そう言って電話を切った私は、会社の家づくりに対するポリシーが、現場まで伝わっていることに喜びを感じました。

また、新築中の現場ですが、屋根裏に打たれた釘の先に水滴を発見。

暖かい建物の中と寒い外を釘が熱を伝えて結露が起こっていたのです。

大工さん、監督全てを緊急に現場に呼び、現物を見せながら原因と対策を話し合いました。

以来、釘、金物全ての処理に於いて施工マニュアルを基にチェックする体制を整えました。

お客様の目線に立って見て、少しでも不安や不満がのこるものをお渡しするわけにはいきません。

ときには「いちがいな工務店」と言われることもありますが、モノ造りはこのくらい頑固でちょうどいい、そうでないと引き渡し後お客様との信頼関係を築いていかれない。そう私たちは考えています。

山栄建設の約束③品質を約束できること

現場に何度も足を運び自分の目で確かめる。山栄建設は現場主義です。

<資料やデータで示す性能>

平成7年。ホクシンハウスのFB工法をこちら広島県、岡山県で建てても良いと相澤社長から許可を頂いた時、社長は「では、一番に気密測定器を購入してください」と言われました。

「これから高気密住宅を建てるのに、どうやって気密の保証をするのですか」の言葉に「メーカーを紹介してください」と即答しました。

気密測定器のメーカー担当者の話では中国地方では初めてのお客様ですとのこと。

当時、このあたりに高気密高断熱住宅をしている工務店は無かったですからあたり前といえば当たり前なのですが。

以来、100棟を超えるすべての建物は、施工中とお引き渡し直前の二回、気密測定士の資格を持った弊社のスタッフが気密測定をすべて行っています。

ちなみに、過去全ての建物の平均隙間相当面積(C値)は 0.35㎠/㎡と非常に優秀な数値です。

また、第三者である適合証明検査機関JIOによる基礎(地中梁基礎)配筋検査、気密、構造、防水、完成検査を行っています。

さらに、換気の風量測定を行い、五年後、十年後に風量は落ちていないかを確認できるようにしています。

最近では外皮計算で建物の省エネ性能を確認してお施主様に提示しています。

<何ごとも正直に お施主様に報告する>

健康を支える住まいは、高い技術力があってこそです。

ですから建物の品質に関して、厳しい管理システムと、それを公表する体制が求められるのは当然です。

私たちは、建物の性能、品質のデータだけでなく、住宅設備機器のメーカーや型番、修理履歴などアフターメンテナンスも含めて、お施主様が必要とされる情報をいつでもお伝えできる体制を整えています。

お客様が知りたいとおもわれることには、出来る限り応えていく。

アフターメンテナンスまできちんとフォローできる体制を整える。

これも、山栄建設の品質です。

山栄建設の約束④納得できるアフターメンテナンス

お施主様とずっと良い関係でいたい。それが私の家づくりのスタートでした。

<アフターさせていただけることは幸せです>

お施主様との長いおつきあいは、大工の棟梁であった曽祖父とお施主様との素敵な関係を小さい時から見聞きしてきた私の家づくりの原点です。

おかげさまで、多くのお施主様と長く良い信頼関係を築かせていただいています。

新しいお客様をご紹介してくださったり
お施主様の子供さんが続いて山栄建設で建ててくださったり
近くを通ったからと事務所に寄ってくださったり
得意の料理を持ってきてくださったり
畑で採れた野菜を持ってきてくださったり
イベントに寄ってくださったり
完成見学会にケーキやお花を持って友達と来てくださったり
一緒に海外へ旅行に行ったこともあります。

私が飼っていた金魚の子供を飼ってくださったり
私の描いた水墨画や撮った写真を飾ってくださったり
新築予定の方の見学を快く受け入れてくださったり
私だけでなく会社のスタッフも同様に可愛がっていただき
ほんとうにありがたいことです。

<安心して暮らし続けられるように>

もちろん、お引き渡しの前に、入念なチェックを行っていますが、何もかもパーフェクトとはいきません。

柱、梁、床など木材は呼吸しているので乾燥していきます。

乾燥すると木材は強くなりますが、収縮します。

木材の収縮による影響はお引き渡しより後におこります。

また、暮らしてみて、ここにもコンセントが欲しいなど後から気が付くこともあります。

熱交換換気扇のフィルターは年に最低二回は掃除する必要が有ります。

引き渡し後、半年、一年、五年、十年の無料点検はもちろんですが
農薬を床下に撒かないシロアリ防除剤「セントリコンシステム」の点検時には、
弊社のスタッフが検査に行き、高齢のお施主様の家などは無料で熱交換換気扇の掃除やドアの調整などを行っています。

はじめての夏、温度は高すぎないか、湿度は高すぎないか
初めての冬、温度は低すぎないか、湿度は低すぎないか
山栄建設ではお引き渡し後初めての夏と冬、数日の温度、湿度データを設置して快適な暮らしのサポートをさせていただいています。

お施主様が新しいドアの鍵を受け取られた瞬間のワクワクした気持ちが、ずっと長く続きますように願いを込めて。

山栄建設の約束⑤お客様目線を持ち続ける

ご縁があったすべての人が笑顔になりますように。

私たちはお施主様との関係を同等だと捉えています。

お施主様一人で家を建てることができないから
私たちが代わりに仕事をしている。

だから、無茶なお施主様の要望に無理をして応えることはしないかわりに、工務店の都合やわがままをごり押ししようとは思いません。

お施主様とよく話し合い、協力して、自分たちが住みたいと思える家を造る。

頑固なまでに品質に妥協しない。

自分たちがして欲しいと思えるアフターをお届けする。

このスタイルは変わることはありません。

一軒の家づくりには、設計、基礎工事、大工さん、電気工事屋さん、水道工事屋さん・・・たいへん多くの職種が関わります。

お施主様はもちろんですが、こうして縁あって同じ現場で作業した全ての人に笑顔になってほしいとおもっています。

「自分たちが住みたいと思ういい家を造ろう」全ての職種の人のベクトルが同じ向きに合力することで、はじめて自分たちが住みたいと思ういい家が完成します。

この姿勢に共感していただいたのか、協力業者の方から何件も山栄建設でご自宅を建てさせていただくことができました。

多くの工務店に出入りしている中から、弊社を選んでいただいた気持ちを忘れずに、これからも自分たちが住みたいとおもういい家をいちがいに造ってまいります。

<ご縁があったすべての人にお約束したい>

平成6年、山栄建設がホクシンハウスFB工法を導入した当時、中国地方では高気密・高断熱住宅を扱う工務店はありませんでした。

施工を理解した協力業者もありませんでした。

住み心地を家選びの選択候補に入れるお施主様も居られませんでした。

一軒、建てた家の口コミや完成見学会で次のお施主様と出合える。

家づくり勉強会で次のお施主様と出合えるの繰り返しでした。

「自分たちが住みたい」と思える住まいをお施主様と現場が一体になってコツコツ造りあげていく。

「自分たちがして欲しい」と思えるアフターをお届けする。

そうしたやり方を貫きながら、100軒を超える方々が支持してくださっています。

本当にうれしくて、ありがたくて、感謝の気持ちでいっぱいです。

だから、私たちはお約束したいとおもいます。

お施主様が人生を振り返ったときに「山栄建設があってよかった」といっていただける会社になることを。

山栄建設の仕事に関わる全ての協力業者の方に「山栄建設とご縁があってよかった」と言ってもらえる会社になることを。

もちろん、これからご縁ができる方々にも「山栄建設はよかった」と笑顔でいっていただける会社になることを、お約束します。

これからも健康住宅の先にある豊かな人生の楽しみを共に

心豊かに

<身体の健康+心の健康>

自分たちが住みたい家を、いちがいに品質にこだわり、
「笑顔で暮らしていただきたい」
「いい家をありがとうと言ってもらいたい」
この気持ちだけで山栄建設はこれまで揺るぎなく歩んでまいりました。

建物が原因で体調を悪くするようなことがあってはいけない。

健康に、快適に暮らしていただくことは家づくりの基本です。

私自身、還暦が近くなって、思うことがあります。

健康住宅の先にある心の健康を提供したい。

身体も元気で、気持ちも元気で心豊かな暮らしを提供したいと。

<モノ+コト 豊かな人生をお手伝い>

曽祖父とお施主様の会話を見聞きして、
ずっと心に残っていたのはお施主様の笑顔に満ちた姿です。

どうしたらご縁のあった皆様に楽しんでいただけるか。
わくわくドキドキしてもらえるかという視点で
「こんにちは山栄建設です」の情報誌でライフスタイルを提案しています。

また、映画試写会、男の料理教室、つまみ絵教室、
トールペイント教室、書道教室などをおこなってきました。

これからも、ご縁があった方々の人生に寄り添える
山栄建設でありたいと思っています。

平成29年 吉日

山栄建設株式会社

社長

山本 敏史

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